アリオス株式会社 社内報(2013)

社内報2013

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2013.12.27[ アリオス 仕事納め ]

アリオスでは本日が仕事納めでした。
本年も皆様には大変お世話になりました。従業員一同、心より御礼申し上げます。

会議室での締め会の様子です。
打ち上げ1
[左:みんなで乾杯です。 右:会議室はこのような感じです。]

この後、有屋田より今年のアリオス10大ニュースが発表されました。
打ち上げ2
[左:ビールを片手に。 右:鳥取の方言について話しているそうです。]

来年も誠心誠意努力する所存でございます。
より一層のご支援を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。

なお、当社の年末年始の休業期間は下記の通りです。
〔年末年始休業期間〕 12月28日(土)~1月5日(日)

新年は1月6日(月)より営業開始となります。

(総務部 web担当A)

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2013.12.19[ 「マイクロ波化学」に当社製品が掲載されました。 ]

上智大学の堀越智准教授が編著された「マイクロ波化学」(三共出版)の157ページに当社のマイクロ波液中プラズマ装置が掲載されました。他にもマイクロ波照射装置で、お手伝いした部品がいくつか記載されているようです。 マイクロ波によって化学反応を制御できることは広く知られておりますが、学生向けのレベルで、このように詳細に説明された本は他に類を見ないのではないかと思います。

出版社の紹介ページ
http://www.sankyoshuppan.co.jp/detail.php?id=598

図1 「マイクロ波化学」表紙と掲載された当社装置 図1 「マイクロ波化学」表紙と掲載された当社装置
[写真1 「マイクロ波化学」表紙と掲載された当社装置]

化学反応用マイクロ波照射装置としては、装置が市販されていますが、測定装置の中へマイクロ波導入したいなど多くの特殊な要求があるかと思います。このような特殊なマイクロ波照射の部品や装置など承っておりますので、お気軽にご相談ください。

(編集子ss)

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2013.12.13[ 文部科学省 GRENE Projectの一環で講義を行いました。 ]

9月19日(木)早稲田大学にて、文部科学省 GRENE Project 微細加工の基礎コース、
薄膜で重ねる機能 マイクロからナノサイズの加工技術③「真空成膜技術の基礎」と題して、弊社の有屋田が講義を行いました。

薄膜の作成に必要な真空技術の基礎から蒸着やスパッタ、CVDなど具体的な成膜技術まで、簡単な実験を交えながら幅広く解説を行いました。

文部科学省 GRENE Project 微細加工の基礎コース

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2013.12.06[ webページのリニューアルのお知らせ ]

この度、アリオスのwebサイトをリニューアルしました。

今回のリニューアルにあたり、新しく2つのコンテンツを設けました。
1つ目は、技術相談室のページです。
こちらのページでは、皆様から頂いた真空やプラズマ等に関する疑問に、アリオスの技術者がお答えします。
ご質問は、お問い合わせより受け付けています。
アリオスは、大学や研究機関・企業の研究開発に必要不可欠な真空技術・プラズマ技術を蓄積してきたメーカーです。少しでも皆様の役に立てればと思います。

2つ目は、アリオスとはのページです。
こちらのページでは、知られざるアリオスの技術やソリューション、アリオスの"作り手"を紹介します。

また、製品紹介の中に以下の新製品を追加しました。
ダイヤモンド基板用ヘテロエピ成長装置
小型マイクロ波イオン源
RFラジカルビーム源 IRFS-301
インターロックバルブ
2kW E型電子銃
詳細につきましては製品紹介をご覧下さい。

ブログでは、以前好評だった社内報を復活させました。
社内の出来事や社員の声をお届けすることで、よりアリオスを身近に感じて頂ければ幸いです。

トップページの画像は適宜変更して行く予定ですので、ぜひご注目ください。

webサイトについてお気づきの点があれば、お申し付け下さい。
内容の充実、デザインの追求を目指してまいりますので、
今後ともよろしくお願い申し上げます。

(webサイト担当者)

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2013.11.24[ ボジョレーヌーボー ]

ボジョレーヌーボー
久々に社内報を書いてみたいと思います。

2013年11月21日 ボジョレーヌーボーの解禁日に合わせて、有志で試飲会を開催しました。
用意したワインは5本。うち、2013年産は4本。銘柄はこだわって選択してみました。
説明文は、社内LANに掲載したときのものです。

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1.ルー・デュモン・ボジョレー・ヌーボー・ヴァエイユ・ヴィーニュ 2013
ジュブレイ・シャンベルタン村で日本人の仲田晃司氏が手掛けたワイン。徹底した妥協の無さで「日本の職人的」と評されているそうです。
2.ドミニク・ローラン・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー 2013
3.ドミニク・ローラン・ボジョレー・ヌーボー 2013
4.ドミニク・ローラン・ボジョレー・ヌーボー 2012
オーガニック認証(ビオディナミ)のワインで、伝統的な製法を採用しています。
天然酵母、無清澄(ノンフィルター)などこだわりのワインです。
ビラージュは、通常のヌーボーに比べ一クラス上になります。去年のものも比較できるように3種類を用意しました。
安いヌーボーは、1年で味が落ちてきますが、おそらくこれは逆に味がしっかりしてきているのではと予想しています。
違いを楽しんでください。
5.M・ラピエール・ボジョレー・ヌーボー
「元祖自然派」と称されるワインです。俗な話で恐縮ですが、この5本の中では最も高額でした。
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どれがおいしかったか?酔っ払いの戯言で議論になりましたが、好みが分かれていました。
ちなみに最初にボトルが空いたのは、M・ラピエールでした。
総じてみなさん驚いていたのは、このクラスになると、アルコールの混じったブドウジュースといった表現がもはや通用しなくなること。
フレッシュさは感じますが、香り、味ともに、価格相応あるいはそれ以上においしいワインといって良い出来になっています。
さらに2012年のものが成熟しているというか、雑味が落ちて枯れた味わいになっているというか、
いずれにしてもおかしなことになっていないのにびっくりしました。ヌーボーも置いておけるものがあるのに驚きです。
2013 vs 2012、どちらがおいしいかは、意見が分かれていました。

つまみは、生ハム、チーズ(カプリスデュー、ミモレット)以外にトマトとエビソースのシーフードスパゲッティを用意しました。
参加者にアルデンテでと言う者がおりまして、それでアルデンテで作りました。
事前にゆで時間をチェックし、標準時間11分のパスタを8分30秒で上げてソースをからめ、テーブルに運びました。
おそらくアルデンテを楽しんでいただけたと思います。
今年に入ってから、イタリア赤ワイン、日本酒大吟醸と試飲会を開催しており、今回はこれで3回目になります。

(編集子ss)

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2013.05.16[ 当社の製品が専門書に掲載されました ]

先月、下記の専門書が出版されましたが、ここに当社の製品が2つ掲載されています。
Edit by Satoshi Horikoshi, Nick Serpone
Microwaves in Nanoparticle Synthesis
Wiley-VCH

本書は、上智大学の堀越先生とパヴィア大学のセルポネ先生が編著したマイクロ波照射を応用したナノ粒子合成に関する教科書的な解説書です。
この分野の内外を代表する研究者が記述し、内容が充実していますので、お勧めできる一冊かと思います。
米国での価格は、$190で、日本のアマゾンでも18,000円台から入手可能です。

掲載されている当社の製品の一つは、77頁に掲載されている5.8GHzマイクロ波電源を装備した化学反応装置です。
5.8GHz発生には、マグネトロンを用いています。反応容器は2MPa耐圧のガラス容器であり、水溶液を100℃以上にすることも出来ます。
5.8GHz帯の化学反応に対する効果は 2.45GHz とは異なる現象があることが報告されており、今後の技術開発が期待されます。
なお、5.8GHzについては、近年、マグネトロンの入手性が悪くなってきている一方で、半導体使用の電源が安価になってきており、
今後この分野で電源購入をお考えであれば、半導体電源をお考えになられた方が良いかと思います。
5.8GHz半導体電源は、当社でも特注で製作を承っております。

5.8GHzマイクロ波電源

2.45GHz マイクロ波電源

もう一つは、96頁に掲載されているマイクロ波液中プラズマ装置です。
2.45GHzマイクロ波電源を装備し、液中にプラズマを発生させます。この装置を改良した後継機種が、AMPL-1500です。

(編集子ss)

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2013.05.13[ 日本真空学会で講演させて頂きました ]

日本真空学会のスパッタリングおよびプラズマプロセス技術部会(SP部会)第132回定例研究会に呼んで頂き、
「汎用的なラングミュアプローブの製品化」というタイトルで40分ほどしゃべらせて頂きました。
日本真空学会 第132回定例研究会 テーマ:「プラズマ計測・診断の最前線」

裏話というか独り言
講演番号の1、3は、ラングミュアプローブの限界を指摘し、それを超える測定方法についての紹介でしたので、
「最後の御講演にもありますが、、」と振って頂きまして、盛り上げて頂いたのは良かったのですが、
当事者としてはプレッシャーになりました。悪い意味では無く、ネタを提供頂いたような感じです。
出席者は、皆様プラズマの御専門家ばかりですので、ゼミで学生が教授を相手に日頃の勉強の成果を発表するような、
「ラングミュアについて調べてきました。」みたいな講演にしてしまうと恥ずかしいことになるので、この点は苦労しました。

私の順番は講演最後であり、聴衆も聴き疲れしていることは間違いなく、上記のことをカバーする意味もあり、
「笑いを2回とる」ことを本講演の目標の一つに設定しました。

最初の仕掛けは、スライド一枚目に仕込みました。添付した画像でご覧頂けるように「簡単に」のところを赤文字で書きました。それで、
「経験的には、この言葉を言われたときは、"安く作ってくれませんか。明日、あるいは来週までに何とかなりませんか。"のいずれかです。どっちにしろ、作る側としては簡単じゃないんです。」
と言ったら、笑いを頂くことが出来ました。
正直なところ、笑って頂けたので、緊張がほどけて講演するほうも気持ちが楽になりました。
日本真空学会レジュメ

講演の内容は、当社のラングミュアプローブの紹介みたいなことと、ちょっとノウハウじみたものになりますが、
V-I特性から、プラズマパラメーターを自動で失敗せずに導き出すのに少々テクニックが必要で、
その話を少し重点的に話しました。いずれ、その話はここで解説を試みたいと思います。

(編集子ss)

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2011.08.29[ 2011年インターンシップ ]

電気通信大学 大学院 情報システム学研究科社会知能情報学専攻の佐藤さん、
工学院大学 工学部 機械工学科の小林さん、
国立東京工業高等専門学校 電子工学科の大野さんがインターンシップに2週間来られました。

今年も本人の希望を考慮し?、プラズマ源の組立及び調整、小型スパッタ装置の組み立て工程等を担当していただきました。
半田付けの講習会も行いましたが、合格率は?%。。。
専門分野と違うことをしてみたいという方も、好奇心がよく表れていて、実習も熱心でした。
最終日の報告発表会も良くできていました。
報告会後の恒例の打ち上げパーティは、業務の都合上、社内にて行いました。

今後の活躍を御期待申し上げます。
また、毎年インターシップの受け入れは弊社社員にも良い刺激になります。
今回のインターシップの現場担当は、社内で最も若手の池山君です。
色々とお疲れ様でした。

2011年インターンシップみなさん

(T.O)

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2010.12.23[ Pacifichem 2010 で発表 ]

ハワイで、2010年12月15-20日に開催された化学の国際会議 Pacifichem 2010 おいて、
弊社と北海道大学の共同研究によるマイクロ波液中プラズマ装置によるナノ粒子製造について発表を行いました。
当初、ポスターだけと思っておりましたが、急遽、オーラルでのショートプレゼンテーションをやることになり、ちょいと焦りました。ポスターセッションでは、多くの方に御覧頂きました。
帰国時の飛行機には、ノーベル賞受賞者である根岸教授が同乗されていました。
おそらく今回の国際会議で招待講演があったのだと思います。残念ながらスケジュールをきちんと把握しておらず拝聴できませんでした。

Pacifichem 2010 パネル
Pacifichem に関する情報はこちらから。次回は2015年に開催されます。

(編集子ss)

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2009.11.07[ SMMIB2009 国際会議で発表しました。 ]

少し古い話で恐縮ですが、9月中旬に開催された SMMIB2009 国際会議において、発表を行いました。

発表の表題は、一つは液中マイクロ波プラズマを用いたナノ粒子生成についてで、
こちらは口頭発表です。もう一つは、マルチポイントラングミュアプローブについてで、こちらはポスターです。
口頭発表では、恥ずかしながら、私もホームページに掲載されていました。
会議の模様はこちら。

上記ページの2枚目の画像は、W.ENSINGERさんというドイツ人です。
3枚目のひげの方は、D.ILAさんというアメリカ人で、私の発表のときに座長をされた方です。
この二人は、この会議の常連さんです。どちらも陽気な方です。

W.ENSINGERさんとは、日曜日のウエルカムパーティの時にお会いしまして、編集子は4日前の水曜日までドイツにいましたので、その話をネタに自己紹介をさせていただきました。
座長のILAさんとは、2日前の委員の親睦会でお会いしまして、そのときに、I can't speak English very well.なので、迷惑かけるかもしれないけど、ごめんなさい、とあらかじめお断りしておきました。
彼は、No, problem!と励ましてくれました。何か、Specialな質問を用意しておけ、とか、質問の時間も全て講演で使い切ってしまえとか、いろいろ掟破りの秘策を授けてくれましたが、実際の講演では、質問時間をたっぷり残してしまい、冷や汗をかくことになりました。
しかし、難しい質問を簡単な単語に置き換えてくれたりして助けられました。

一つだけ理解できず答えられなかった質問があり、それは、W.ENSINGERさんからの質問でした。
彼の英語は非常に滑らかで、それがかえって私には聞き取りにくかったです。
この後のBanquet(晩餐会:結局のところ宴会)で彼を捕まえることが出来たので、答えられなかったことをお詫びし、回答しておきました。
このあたりのやり取りが出来るのが、国際会議の面白みです。
W.ENSINGERさんは、1年間、大阪にいたことがあるので、日本語がかなりわかるはずなのですが、そういうそぶりは見せませんね。

画像は、committeの打ち上げパーティです。皆様、お疲れ様でした。
SMMIB2009 国際会議

自慢にもなりませんが、編集子は英語が苦手です。そのトラウマは、中学1年に作られたと思います。
中一では、1年間で英語の先生が5回替わりました。その中の一人の先生は、brotherをブラデラー、areをアールと発音するような先生でした。 もう一人の先生は、学期の途中でフルブライト奨学金を得て留学されたのですが、難しくて英語初めての中学生向けの授業ではなかったと思います。 そんなわけで、私の頭の中は大混乱状態でした。そのわからないまま中学時代を過ごし、結果的に高校入試では英語が足を引っ張りました。 そんなこともあり、英語は今でも苦手意識が残っています。
勉強に限らず、何でもそうでしょうが、最初が肝心だと思います。

(編集子ss)

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2009.08.14[ ピンホール投影機 ]

ちょっと古い話で恐縮です。7月22日に日食がありましたが、日食を見るべくこんな装置を作っていました。
ピンホール投影機装置

約1mの細長い段ボール箱の上に直径20mmの穴を開け、そこに3mmぐらいの穴(ピンホール)を開けたアルミ箔を張り、内面の底の部分には白い紙を貼っています。
いわゆるピンホールカメラ、ピンホール投影機です。ピンホールを太陽の方向に向けると、底面の紙に太陽が写ります。投影された太陽の大きさは、直径約10mmと大きくはありませんが、欠けていく太陽が観察できるはずでした。

紙に投影された太陽
上記写真は、紙に投影された太陽です。
残念ながら当日は曇りだったようで、この装置は活躍できなかったようです。
ところで、編集子はこの日は上海におりました。
皆既日食帯の真下です。残念ながら、上海は皆既日食中は雨が降り、皆既日食を見ることは出来ませんでした。
それでも、空が夜のように真っ暗になり、鳥が飛び立つなど、皆既日食帯の下でしか見られない貴重な体験ができました。

上海での皆既日食中
上記写真は、皆既日食中の様子です。(上海郊外にて、2009年7月22日)
皆既日食は珍しい現象のように思われるかも知れませんが、実は毎年のように世界各地で起きている現象です。
ちなみに2010年はイースター島から南米にかけて、2012年はオーストラリアから南太平洋にかけて、2013年は大西洋から中央アフリカでおきます。
比較的、コンディション良く見られるのは、2016年の東南アジアと2017年のアメリカでしょうか。

(編集子ss)

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2009.05.12[ 訃報 G.Dearnaley氏 ]

弊社WEBページ「資料館」にて参考及び引用文献にあげさせていただきました、G.Dearnaley氏が、この5/5に亡くなられたそうです。

御冥福をお祈りしたいと思います。イオンビームを金属材料に応用する研究では、世界のパイオニアの一人でした。
直接お会いしたのは、確か1984年の国際会議です。
Queens Englishと表現できるのでしょうか、使われる単語にも哲学的な表現が多く、私にとっては難解でしたが非常にきれいなイギリス英語だったことが印象に残っています。

(編集子ss)

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2008.12.17[ 国際会議での発表 ]

少し古い話で恐縮ですが、久々に国際会議で発表してきました。
マイクロ波電力の応用に関する国際会議です。マイクロ波励起で水中でプラズマを作るという話を発表しましたが、
この類の発表は私達だけでしたので、興味をもたれた方に根掘り葉掘り聞かれました。

画像は、弊社ポスターセッションでの質疑の様子です。
会議の詳細はこちらです。
この会議は、第一回目ということもあり、内容はかなりばらついているように感じました。
ヨーロッパの若手研究者の意欲的な研究が目立ちました。
国際会議での発表]

(編集子ss)

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